会員及び会友の展覧会のご案内
2007年6月1日(金)~6月22日(金)
伊砂利彦
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渋谷和子 |
10:00~18:00 (入館料:大人300円、学生200円)
会場:染・清流館
〒604-8156 京都市中京区室町通錦小路上る山伏町 550-1
TEL 03-5524-0071
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型染の技法は多様であるが、伊砂利彦さん、渋谷和子さんは、渋紙を用いて型をつくり、糊で防染して染める一枚型を基本とする。この伝統的技法は、一枚の紙に刀で穴を開けるという制約の故に独特の線と形があらわれる。
しかしふたりの作品の持ち味は異なり、伊砂さんは減算的であり、渋谷さんは加算的である。なぜなら、伊砂さんは白と
黒と単色によるモノクローム作品をつくるが、渋谷さんは多様な色彩によって華やかな装飾世界を形成するからである。
このように方向は異なるが、共にデッサン力は抜群であり、かくして伊砂作品には彼が熱愛する現代音楽の鋭い
リズムが、渋谷作品にはサンクロニスム(色彩交響楽)の豊かなハーモニーがあふれる。 |
木村重信(染・清流館 館長) |
伊砂利彦 ISA Toshihiko
1924年 |
京都に生まれる |
1945年 |
京都市立絵画専門学校図案科卒業 |
1953年 |
新匠会初入選(以後2006年まで連続出品) |
1959年 |
新匠会会員となる |
1985年 |
第40回新匠会展 四曲屏風「 」記念大賞 |
1987年 |
「伊砂利彦作品集」出版 |
1988年 |
京都市芸術文化協会賞 |
1989年 |
京都府文化功労賞 京都美術文化賞
沖縄県立芸術大学教授(1995年まで) |
1990年 |
フランス政府より芸術文化勲章・シュバリエ章受賞 |
1992年 |
京都市文化功労者 |
1999年 |
個展(パリ、シャルトルノフランス) |
2005年 |
東京国立近代美術館主催「伊砂利彦展」工芸館 |
2006年 |
京都迎賓館に作品採択 |
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[現在] |
新匠工芸会代表
京都市芸術文化協会副理事長
沖縄県立芸術大学客員教授 |
渋谷和子 SHIBUYA Kazuko
1932年 |
京都に生まれる |
1957年 |
京都市立美術大学工芸科染織専攻科修了 |
1964年 |
日展特選北斗賞受賞 |
1971年 |
染織の新世代展 京都国立近代美術館 |
1980年 |
ファイバーアズアート展 マニラメトロポリタン美術館 |
1983年 |
京の染現代作家12人展 京都市美術館
現代日本の工芸-その歩みと展開 福井県立美術館 |
1990年 |
'90美術選抜展 京都市美術館(92、93、94年) |
1991年 |
染・清流展出品(以後14回連続出品) |
1992年 |
京都の美術 昨日・きょう・明日 京都市美術館 |
1993年 |
京都府あけぽの賞 |
1994年 |
現代の染展 国立国際美術館・大阪 |
1996年 |
日本の染織・テキスタイル展 目黒区美術館 東京 |
1998年 |
京都美術文化賞 |
2001年 |
京都の工芸1945-2000 国立近代美術館 京都・東京 |
2003年 |
京都市芸術功労賞 |
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[現在] |
大阪成躁大学造形学部非常勤講師 |
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